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鳥取市生活習慣病予防実践教室が開催されます。対象者や会場、講義の内容について紹介

生活習慣病予防実践教室は、脳卒中や認知症の原因につながる生活習慣病の予防方法を学ぶために鳥取市が実施する教室です。
健康診断の結果、血糖値が高かったりコレステロール値が高かったりしても、どう対応したらよいか分からないという方は多いのではないでしょうか。
この教室では、理学療法士や管理栄養士を招き、生活改善の方法と継続させるにはどうしたらよいかについて学びます。興味のある方はぜひ参加してみてください。
令和7年度生活習慣病予防実践教室・山茶花クラブ

生活習慣病予防のための開かれる学習会です。日程と場所は以下の通りです。
開催日 | 開催場所 | 学習内容 |
6月2日9:30〜11:30 | 鳥取市役所駅南庁舎地下1階B5会議室 | 体組成測定、血圧測定運動に関する専門職による講義とグループワーク |
12月1日9:30〜11:30 | 鳥取市役所駅南庁舎地下1階B5会議室 | 体組成測定、血圧測定食事に関する管理栄養士による講義とグループワーク |
3月2日9:30〜11:30 | 鳥取市役所駅南庁舎地下1階B2会議室 | 体組成測定、血圧測定歯科衛生士による講義とグループワーク |
体組成とは、体重と体脂肪や筋肉量を同時に測定して割合を比較するものです。たとえば、体重が軽くても筋肉の量が少なく体脂肪が多い場合は、糖尿病や動脈硬化のリスクにつながりやすくなるといわれています。
軽い運動や体を動かす場合があるかもしれないため、水分やタオルなどを持参してください。また、感染症の流行や天候の悪化によって急遽中止となる場合があることをあらかじめご了承ください。
教室参加の対象となる人
教室参加の対象は、生活習慣病の予防や生活習慣の改善に興味を持っていて、上記の3回の教室にすべて出席できる方です。鳥取市保健所または鳥取市ホームページのQRコードか電話での予約を行い、参加の日程を組んでください。
教室参加方法
鳥取市保健所に電話で参加予約を行ってください。予約締め切りと参加定員は2025年5月時点の鳥取市ホームページには記載がありません。気になる方は合わせて問い合わせをおすすめします。
鳥取市保健所健康づくり推進課地域保健第二係
0857‐30‐8585 FAX0857‐20‐3964
生活習慣病とそのリスク・健康寿命への影響

生活習慣病は、日々の食事や睡眠などの生活習慣の結果引き起こされる症状をまとめたものです。もっとも重要な症状の一つに動脈硬化があります。
血管が硬くなることで血液の流れが悪くなることから、以下の病気につながりやすいと考えられています。
- 脳卒中 脳の血管の血流が悪くなり、血栓ができて血管が破れてしまう症状。発話や運動機能の麻痺を引き起こす
- 心筋梗塞 心臓に血液を送る冠動脈が詰まることで心臓が壊死などを起こす症状
- 血管性認知症 脳卒中などの影響で脳の血液の流れが滞ることにより、脳の機能に障害が残ることで引き起こされる症状
健康診断によって動脈硬化の危険性があることが分かっても、症状が出ない限り病院を受診することは難しいでしょう。具体的にどんな生活習慣が病気のリスクにつながっているのか、個人で判断するのも無理があります。
そこで、今回の教室を利用し、運動や食事、歯科ケアについて自分の日常をどのように変化させたらよいか知ることが大切です。
専門家のアドバイスを受けて生活習慣病を予防しよう

この記事では、鳥取市が実施する生活習慣病予防実践教室の実施について解説しました。健康診断を受けると、血圧や血糖値など様々な数値について診断された結果を見ることができます。
しかし、「数値が高く危険」な場合も具体的な対処法を指示されないことがほとんどです。まだ症状が現れていないうちに生活を見直し、病気のリスクを回避して健康寿命を伸ばす取り組みが必要になります。
生活習慣病予防実践教室では、理学療法士や管理栄養士の方が日常的な運動や栄養の改善についてアドバイスをくれます。自分の健康や家族の健康寿命に興味がある方は、ぜひ教室に参加してみてください。